上野の森美術館 『デトロイト美術館展』 |
いつものように気に入った作品のメモ。
第一章 印象派
ピエール・オーギュスト・ルノワール 『座る浴女』(1903-1906年)
ルノワールのこのタイプの作品、いろんなところで見かけるなぁ。
エドガー・ドガ 『楽屋の踊り子たち』(1879年頃)
一番左の踊り子は楽器を踏み台にしてバレエシューズの紐を結んでいます。
ギュスターヴ・クールベ 『川辺でまどろむ浴女』(1845年)
ルノワールの浴女の近くに展示されていたけれど、ルノワールとはだいぶ印象の違う浴女です。
クロード・モネ 『グラジオラス』(1876年頃)
モネの作品はわりと多く見ていますが、これは初めて見ました。日傘の女性はモネ夫人のカミーユ。
第二章 ポスト印象派
ポール・ゴーギャン 『自画像』(1893年頃)
タヒチから一時帰国して開いた個展が理解されずに落ち込んでいた?頃の作品らしいです。東京都美術館で見た肖像画とは印象がだいぶ違うなぁ。
ポール・セザンヌ 『サント=ヴィクトワール山』(1904-1906年頃)
セザンヌの作品は久し振りに見た気がします。この作品の他に、セザンヌ夫人の肖像画もありました。
フィンセント・ファン・ゴッホ 『オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて』
(1890年)
木の葉の描き方が炎のようでちょっと不気味。この絵を描いた数か月後にゴッホはピストル自殺をしてしまいます。日本初公開の作品。
第三章 20世紀のドイツ絵画
ドイツ人館長ヴィルヘルム・R・ヴァレンティナーが収集したドイツ絵画が展示されていました。ドイツ表現主義をまとめて見られる展覧会は珍しい気がします。
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー 『月下の冬景色』(1919年)
不眠症に悩まされていたときの作品なのだそう。
オスカー・ココシュカ 『エルベ川、ドレスデン近郊』(1921年頃)
この作品の他に展示されていた『エルサレムの眺め』という作品が素晴らしかったです。
第四章 20世紀のフランス絵画
アンリ・マティス 『コーヒータイム』(1916年)
マティスのモロッコ滞在の経験が投影された作品なのだそう。マティスの作品の穏やかで寛いだ雰囲気が好きです。
アンリ・マティス 『窓』(1916年)
今回の展覧会で一番好きな作品。色が綺麗でした。
パブロ・ピカソ 『読書する女性』(1938年)
モデルは当時のピカソの恋人で写真家のドラ・マール。
※画像は展覧会HPからお借りしました。
今回の展覧会は月・火曜日は写真撮影ができるらしいです。予め知ってたら平日に行ってたのに残念。
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