森アーツセンターギャラリー 『大エルミタージュ美術館展』 |
「オールドマスターとは、16世紀ルネサンス時代のティツィアーノ、クラーナハなどから17世紀バロックのレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシェなどに至る巨匠たちを指します。」〈展覧会HPより)
「エルミタージュ美術館の創立は1764年、エカテリーナ2世がベルリンの実業家ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキー(1710-1775)から317点の絵画を取得した年とされています。」(展覧会HPより)
ウィギリウス・エリクセン
『戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像』(1760年代)
会場内は、国、地域別に作品が展示されていました。
第1章 イタリア:ルネサンスからバロックへ
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
『羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像』(1538年)
ポンペオ・ジローラモ・バトーニ 『聖家族』(1777年)
第2章 オランダ:市民絵画の黄金時代
フランス・ハルス 『手袋を持つ男の肖像』(1640年頃)
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン
『運命を悟るハマン』(1660年代前半)
ピーテル・デ・ホーホ 『女主人とバケツを持つ女中』(1661-1663年頃)
第3章 フランドル:バロック的豊穣の時代
ピーテル・ブリューゲル(2世)(?)
『スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色』(1615-1620年頃)
ペーテル・パウル・ルーベンスと工房 『田園風景』(1638-1640年頃)
ヤーコプ・ヨルダーンス 『クレオパトラの饗宴』(1653年)
ダーフィット・テニールス(2世) 『厨房』(1646年)
フランス・スネイデルス 『鳥のコンサート』(1630年代-1640年代)
アンソニー・ヴァン・ダイク 『王妃ヘンリエッタ・マリアの2人の侍女:カーク夫人アン・キリグルーとおそらくはストレンジ男爵夫人シャーロット』(1630年代末)
第4章 スペイン:神と聖人の世紀
フランシスコ・デ・スルバラン 『聖母マリアの少女時代』(1660年頃)
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 『幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ』(1660年頃)
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 『受胎告知』(1660年頃)
第5章 フランス:古典主義的バロックからロココへ
アントワーヌ・ヴァトー 『困った申し出』(1715-1716年)
ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン 『食前の祈り』(1744年)
ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール
『盗まれた接吻』(1780年代末)
ニコラ・プッサン 『エジプトの聖家族』(1657年)
ニコラ・ランクレ 『春』(1730年頃)、『夏』(1730年頃)
フランソワ・ブーシェ 『エジプト逃避途上の休息』(1757年)
第6章 ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で
ルカス・クラーナハ 『林檎の木の下の聖母子』(1530年頃)
トマス・ゲインズバラ 『青い服を着た婦人の肖像』(1770年代末-1780年代初め)
※画像は展覧会HPからお借りしました。
好みの作品ばかりで、とても楽しく見て回ることができました。地域ごとの作品の違いが分かり易く、今年見た展覧会の中では、今回のものが一番面白かったです。
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